文化政策学会と日本イコモス勉強会

文化政策学会の研究大会に参加しました。


残念ながら、予定の関係で分科会を傍聴するのみとなりました。発表を聴いたり、予稿集を読んで感じたのですが、文化経済学会と同様、幅広い分野を扱っているようです。文化経済学会に比べて、こちらでは、社会教育との関連で、教育学系の研究者の方も多く参加されているようでした。また、行政的な視点から文化政策を捉えた発表もかなりあり、私としては、こちらのほうがなじみやすく感じましたが、両方フォローしつつ、自分の研究のテーマや興味に合わせて参加すれば良いのかなと感じました。


これまで学会というと、なんとなく近寄り難いものを感じていましたが、実際に行ってみると、会員以外でも興味に基づいて自由に参加できるものなのだと知りました。これも大学院に行った一つの成果かも知れません(これまでが無知すぎたのでしょうが…。)
また、学問の場では、教授も学生もフランクに自由に議論ができるというところが魅力だと感じました。



その後、早稲田から上野に移動し、日本イコモスの研究会に参加しました。


日本イコモスは、以前勉強会に参加させていただいたことがあり、それをきっかけに入会させていただくことになりました。
今回は、西洋美術館の世界遺産登録の現状についての報告があり、それに関するディスカッションがありました。かなり踏み込んだ議論が交わされ、とても勉強になりました。
参加されていた方の多くは有名な先生なのですが、とてもフランクに接していただき、そのあとの懇親会まで参加させていただきました。いろいろな方とお話でき、また、同年代の、文化遺産に関わりを持って仕事をされている方々とお会いさせていただき、本当に良い機会でした。


頂いたご縁を大切にこれからも勉強させていただきたいと思います。