歴史文化基本構想研修会

2月の終わり、文化庁主催の「歴史文化基本構想」の研修会が2月間にわたって開催されました。


文化庁が作成した、歴史文化基本構想の策定技術指針の説明や、モデル事業の実施結果の紹介、文化財の種類に応じた、文化財調査や保存活用計画策定の方法などについての説明が文化庁側からあり、最後に島根県益田市の事例を使って、実際に歴史文化基本構想を策定してみる、という演習が行われました。


ちょうど、論文の仮提出が済んだ翌日だったので、一年間の研究を振り返りながら、説明を聞くことができました。
何より、フィールドワークでお世話になったモデル事業を実施した自治体の方々皆さんにお会いし、改めて御礼を言えたのは、とても良かったです。一日目の夜は、皆さんとご一緒し、楽しい時間を過ごすこともできました。本当に、一年の研究の締めくくりにふさわしい、素晴らしい機会をいただいたと思います!!


研修内容自体は、文化財保護行政に携わっている人にとっては自明の内容が多かったのと、文化庁側の説明が、文化庁内での文化財類型ごとの縦割り行政の印象をより強めてしまったようです・・・。


同じ志を持つ仲間で集うことが、歴史文化を生かしたまちづくりにとって一番大切なのだと実感した2日間でした。素晴らしい機会に参加できたことに感謝です!