現地調査⑨ 南城市へ(1)

  奄美大島から沖縄へ移動。台風は去り、沖縄は青空が広がっていた。

  今回のメインの訪問先は南城市糸満市と並んで沖縄本島の南に位置し、斎場御嶽(せーふぁうたき)などの霊場や、多くのグスクの残る地域だ。那覇から車で40分くらいなのだが、美しい海とのんびりとした雰囲気に癒される。

  教育委員会の方からのヒアリングは明日の予定なので、事前に、斎場御嶽や周囲のグスクを見ておくことにする。

  沖縄で御嶽(うたき)とは神が降臨し鎮座する聖域のことを指すが、琉球王国最高の聖地とされている。
琉球王国時代には、ノロと呼ばれる女性神官の最高位の聞得大君(きこえおおぎみ)の即位式が行なわれ、世界遺産にも登録されている。自然が作り出した造形物なのだが、神聖な雰囲気を感じる。


  排所の一つからは、琉球開闢に関わるアマミキヨという女神が降臨したという聖なる島、久高島を眺められる。


  その他、知念城跡、玉城城跡といったグスクを周る。どのグスクからも、青い海が眺められる。


   今日は、市内のみーばるというビーチにある宿へ。沖縄は奄美とはまた全然違った雰囲気だ。