日本文化を語る会・第2回

 先週金曜日、2月に行われた「日本文化を語る会」(→)の第2回目に参加しました。


 場所は、四谷荒木町「橘家」
 大正末期に創業された料亭で、現在は和のレンタルスペースになっています。橘の花の家紋をとり入れた欄間など、レトロでよい雰囲気。




 今回は、栃木県益子から、田村一さん庄司千晶さんの2人の陶芸作家さんがいらっしゃっていました。
 あまり一般には報道されていないのかもしれませんが、益子では、震災の被害が大きく、陶芸の窯や作品に多くの被害が生じています。

 今回は、割れた陶器の破片に皆でメッセージを記入。メッセージ入りの破片は、益子に届けられるそうです。
 「このような会が東京で行われていると知ることが、益子の人たちの元気につながる」と庄司さんも言われていました。


 今回の震災で、文化財自体が多くの被害を受けたところもありますが、文化活動の継続が困難になっているところも多くあると思います。
 材料への被害で作家さんの活動が困難になったり、伝統行事が行われなくなることで伝統が途絶えてしまう恐れがあるなど、さまざまな影響が考えられます。

 そのような中、今回いらっしゃったお二人のように、文化創造の場に元気を取り戻そうと積極的に動かれている方の存在が本当に大切だと思いました。


 今回も、伝統文化に関わり、または興味を持っている素敵な方々とお会いすることができました。
 このような機会をいいただけるとことに感謝です。